X’mas…その後
「…で、今日はイブの日だ。せっかくだからそのクリスマスとやらを楽しんでみないかね?」
ロイがにっこりと微笑みながら言った。
「それが本題かよ…」
エドワードは呆れたような眼差しでその笑顔を見つやる。
「神様など関係なくイベントとして…どうだね。」
「恋人なんだからプレゼント交換をしたいって?」
ロイはよくエドワードをデートに誘いに来きた。
その度に忌々しいほどのにこやかな微笑で恋人だろうなどとのたまうのだ。
「嫌なら子供である君に私からサンタクロースに代わってプレゼントでもいいが…」
「ぜってぇ、ヤダ!」
子供扱いを嫌っている事を知りながら笑顔で述べるロイをエドワードはジト目で睨む。
楽しげに笑いを漏らすロイにエドワードは降参とばかりに両手を挙げる。
それから仕方がないと言った様子で脱ぎ捨てていた靴を履き、立ち上がる。
ふと思いついたようにエドワードは首を傾げ、
「けどオレ、あんたにプレゼントなんて用意してねーぜ?」
「では、こういうのはどうだね?君は私に今夜一晩の時間を…私は君に素晴らしい夕食と一時をプレゼントする。」
その提案が自分への甘やかしであるとわかりながらもエドワードは頷いた。
「いいぜ…」
「それでは行こうか?」
緋色のコートを羽織り、差し出される手を取りながらエドワードは心に決めていた。
いつの日か、自分こそがサンタクロースの代わりになれるようにありたい。
彼に与えられる側ではなく、与える側に…
X’masについて語った後の続きでした。
なんだか微妙な甘さですが…
あ、一応エドロイです。
(05.12.20〜06.01.26)